職人の技が光る!モルタル外壁の施工方法と塗り替えのコツ
お家の外観を美しく保つ上で欠かせないのが、外壁のメンテナンスですよね。サイディングやタイルなど様々な外壁材がありますが、昔から多くのお家で採用されているのが**「モルタル外壁」**です。
モルタル外壁は、左官職人の手仕事によって仕上げられるため、温かみのある風合いが魅力。しかし、「どんな風に作られているの?」「塗り替える時ってどうすればいいの?」と、その詳しい**「施工方法」**はあまり知られていません。
この記事では、そんなモルタル外壁の施工方法から、塗り替えの際の注意点まで、わかりやすく解説します。
1. モルタル外壁って何?その特徴とは
モルタルとは、セメントと砂、水を混ぜて練り上げた建築材料のこと。これを外壁に何層も塗り重ねて仕上げたものが、モルタル外壁です。
職人の手仕事: 一枚一枚、職人さんがコテを使って塗っていくため、独特の温かみや質感が生まれます。
デザインの自由度: 塗り方や仕上げの方法によって、さまざまな模様やテクスチャを表現できます。
寿命: 定期的なメンテナンスを行うことで、長持ちさせることができます。一般的に、モルタル外壁の寿命は比較的長いとされています。
2. モルタル外壁の施工手順を徹底解説
モルタル外壁は、主に以下の手順で施工されます。
2-1. 下地づくり(防水・通気)
まず最初に行うのが、下地づくりです。モルタルは水分に弱いので、この工程が非常に重要になります。
ラス網の設置: 外壁の下地に、ラス網と呼ばれる金属の網を張り付けます。このラス網が、モルタルを剥がれにくくし、ひび割れを防ぐ役割を果たします。
防水シートの設置: ラス網の上から、防水シートを隙間なく張り付けます。これで、建物内部への水の浸入を防ぎます。
2-2. モルタルの塗り付け(中塗り・上塗り)
いよいよモルタルを塗っていく工程です。
下塗り: ラス網の凹凸を埋めるように、最初のモルタルを塗ります。この層が、後の層をしっかりと受け止めます。
中塗り: 下塗りが乾いたら、さらに厚くモルタルを塗り重ねます。この段階で、外壁の強度を確保します。
上塗り(仕上げ): 最後に、表面を美しく仕上げるためのモルタルを塗ります。この時、コテ跡をつけたり、吹付けで模様をつけたりと、様々なデザインが施されます。
2-3. 乾燥と塗装
モルタルが完全に乾燥するまで待ち、最後に塗装を施します。
塗装: 塗装は、モルタル外壁を水や紫外線から守る重要な役割を果たします。モルタル外壁塗装は、建物の寿命を延ばすために欠かせません。
3. モルタル外壁のメンテナンスとリフォーム
モルタル外壁も、時間とともに劣化していきます。
ひび割れ: 経年劣化や地震などでモルタル外壁にひび割れが生じることがあります。小さなひび割れはDIYで補修も可能ですが、大きなものは専門業者に依頼しましょう。
塗り替え: 塗装は、紫外線や雨風によって劣化するため、定期的な**塗り替え(塗り替え)**が必要です。一般的に、10年〜15年が目安とされています。
3-1. 塗り替えの費用と注意点
モルタル外壁の塗り替え費用は、外壁の面積や劣化具合、使用する塗料の種類によって異なります。まずは複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。
まとめ:モルタル外壁は、プロの技術と適切なメンテナンスで美しく
モルタル外壁は、職人の丁寧な手仕事によって、一つひとつ時間をかけて作られています。
その魅力を長く保つためには、定期的なモルタル外壁のメンテナンスが欠かせません。もし、ひび割れや塗装の剥がれが気になったら、早めに専門業者に相談して、大切なお家を守ってあげましょう。