思わず二度見!クスッと笑える「面白い方言」で会話を盛り上げよう
「これってどういう意味!?」
日本各地には、思わず聞き返してしまうような、ユニークで面白い方言がたくさんあります。標準語とはかけ離れた響きや、意外な意味を持つ言葉に出会うと、その地域の文化や人々の暮らしが垣間見えて、なんだかワクワクしますよね。
この記事では、聞いたらきっと笑顔になるような、**インパクトのある「面白い方言」**を厳選してご紹介します。旅行先で出会った時にクスッと笑ったり、普段の会話にちょっとしたユーモアを加えたり、方言をきっかけに新しいコミュニケーションを楽しんでみませんか?
聞いたら納得?「え、これ方言なの!?」な面白い方言
まずは、日常で耳にするけれど、実は方言だったと知って驚くような言葉からご紹介します。
1. 「おにぎり」の方言
にぎりめし(全国各地): これは比較的よく耳にするかもしれませんね。「おにぎり」と同じ意味で、文字通り「握った飯」を表します。
おむすび(全国各地): 「おにぎり」との違いは諸説ありますが、神様の形を模した三角のものを指す、などの説もあります。
2. 「痛い」の方言
いたしい(西日本の一部): 「痛々しい」の「いたしい」と同じ響きですが、純粋に「痛い」という意味で使われます。
えらい(関西、特に兵庫など): 「偉い」ではなく「疲れた」「しんどい」「苦しい」といった意味で使われます。「あー、今日はえらいわぁ」なんて言われたら、最初は「何が偉いの?」と戸惑ってしまうかもしれませんね。
3. 「〜しなさい」の方言
〜しんさい(広島など): 「食べんさい」「行きんさい」など、「〜しなさい」という意味で使われます。語尾の響きが可愛らしくも聞こえます。
〜しよし(福岡など): 「〜しなさいね」というニュアンスで使われます。「ちゃんと食べよし」などと優しく促すような響きです。
思わず二度見!想像を超えるユニークな方言
ここからは、意味を知らないと全く想像できないような、インパクト抜群の方言たちをご紹介します。
1. 行動を表す面白い方言
ちょす(東北、北関東、九州など): 「触る」「いじる」「ちょっかいを出す」という意味です。「あんまりちょすな!」と言われたら、「変なことをするな」という意味に聞こえてしまいそうですが、「あんまり触るな」という意味だったりします。
えずく(東北、北陸など): 「吐き気がする」「むかつく」という意味です。文字通り「えずく」と表現されることもありますが、方言では吐き気そのものを指します。
ごせやぐ(東北): 「腹を立てる」「いらいらする」という意味です。「あいつはごせやぐ」と言われたら、何がどうなっているのか一瞬考えてしまいそうですね。
はわく(九州、関西の一部): 「掃く」という意味です。「庭をはわく」と言われたら、「掃く」とは結びつきにくいかもしれません。
いごく(全国各地): 「動く」という意味です。特に西日本でよく聞かれます。「ちゃんと、いごけよ」と急かされたりします。
2. 状態や感情を表す面白い方言
おとろしい(関西、四国、九州など): 「恐ろしい」という意味の他に、「面倒くさい」「だるい」といったニュアンスでも使われます。例えば、暑い日に「今日はおとろしいなぁ」と言われたら、それは暑くてだるい、という意味だったりします。
うったて(福岡、佐賀など): 「新しい」という意味です。「うったての服」と言われたら、「打ったての服?」と不思議に思ってしまうかもしれません。
だんだん(島根、鳥取など): 「ありがとう」という意味です。特に山陰地方でよく使われます。
あおなじみ(東北): 「あざ」のことです。「転んであおなじみができた」なんて聞いたら、一体何ができたのか混乱してしまいそうですね。
どんつき(関西): 「行き止まり」「突き当たり」という意味です。「この道をまっすぐ行ってどんつきを右に曲がって」などと道案内で使われます。
えもい(若者言葉由来): これは方言とは少し異なりますが、特定の地域でなくとも、一部の若者の間で「なんとも言えない感情」「趣がある」といった意味で使われます。SNSなどで「エモい」と表記されることも多いですね。
方言を会話に活かすコツ!
面白い方言を知ったら、ぜひ会話に活かしてみましょう。
1. 会話のきっかけにする
旅行先で、相手が話す方言に興味を持ったら、「その言葉、どういう意味ですか?」と尋ねてみましょう。そこから会話が弾み、地域の方との距離が縮まるかもしれません。
2. 相手を和ませるユーモアとして
親しい友人や、方言に理解のある相手には、知っている面白い方言をあえて使ってみるのも良いでしょう。クスッと笑いが生まれて、場が和むかもしれません。「これ、〇〇地方の方言でね…」と解説すると、さらに会話が広がります。
3. 地域への理解を深める
方言は、その地域の歴史や文化、暮らしぶりを色濃く反映しています。方言に興味を持つことで、地域の魅力をより深く知るきっかけにもなります。
注意!方言を使う際のポイント
方言を使う際は、相手や状況をよく考えて使うことが大切です。
相手を選ぶ: 方言に慣れていない人や、公式な場では、誤解を招かないよう標準語を使うのが無難です。
意味を正確に把握する: 面白いからといって、意味を曖昧なまま使うと、意図しないニュアンスで伝わってしまう可能性があります。
敬意を持つ: 方言は地域の言葉であり、その文化の一部です。面白がってバカにするような態度は避け、敬意を持って接しましょう。
まとめ:方言はコミュニケーションの宝庫!
日本には、まだまだ知られざるユニークな方言がたくさん存在します。それぞれが地域の特色を持ち、人々の暮らしに根ざした面白い言葉の宝庫です。
今回ご紹介した「面白い方言」をきっかけに、ぜひ方言の世界に足を踏み入れてみてください。思わぬ発見があったり、会話が弾んだり、コミュニケーションの幅がきっと広がるはずです。
言葉の多様性を楽しみながら、人との繋がりを深めていきましょう!